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アッチ周辺の季節の巡り

四季折々違った表情を見せる小谷村の自然と、

そのリズムに沿って営まれる地域の暮らしをご紹介します。

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spring

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3月

ある日は雪が舞い、ある日は鳥たちがさえずり暖かな春の陽気に包まれ、冬と春を行き来しながら少しずつ春に向かっていくのがこの時期。雪消えと共にいち早く顔を出す福寿草やふきのとうを見つけるとよりその実感が湧きます。芽吹きの準備を進めるカエデの木から甘い樹液が採取でき、樹液を煮詰めて作る国産のメープルシロップは厳しい冬を乗り越えたご褒美のよう。自家製味噌を仕込むのにも適した気候です。

この時期おすすめの体験・地域のイベント

カエデ樹液の採取とメープルシロップ作り(上旬から下旬)
味噌作り(中旬から下旬

雪遊び(中旬頃まで)
 

4月

春の日差しによって融雪が加速し、人も他の生き物たちも活発に動き始める時期。天気のよい日は今年の耕作のための野焼きが行われ、村のあちこちで立ち上る煙が見られます。水仙や桜の花も咲き乱れ、花見をしながら春が来た喜びを分かち合います。フキノトウに次いで、カンゾウ、アサツキ、コゴミなど、採れる山菜も徐々に増えていき食卓に彩りが増えていきます。

 

この時期おすすめの体験・地域のイベント

お花見(水仙(上旬から中旬)、桜(中旬から下旬))

山菜採り(4中旬から)

5月

野の草木が爆発的に緑を増していく時期。上旬には木々が芽吹くわずかな期間限定で、山々が美しい萌黄色に彩られた風景に出会うことができます。雪が消えた田畑では徐々に地面の温度が上がり、夏野菜やじゃがいもなどの作付けが行われ、中旬頃からは田植えが始まり農作業に追われます。春の一番のごちそうでもある山菜が最も豊富な時期でもあり、日々山菜尽くしの是択な食卓になります。

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この時期おすすめの体験・地域のイベント

山菜狩り(常時)
塩の道まつり(5月3日)

田植え(下旬
渓流釣り(常時)

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summer

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6月

田んぼ畑仕事などがひと段落するこの時期は、草刈りに追われる夏本番までの束の間の農休み期間。山菜の王様「ネマガリタケ」を求めて山へ出かけたり、冬越しに備えて保存性の高いワラビ、サワアザミ、ヤマウドなどの山菜をまとめて採取して塩蔵したり、結局は何かと忙しい日々。5月頃から初夏は渓流魚が最も活発に動き回り体も多くなる時期でもあり、多くの釣り人で渓流が賑わいます。ナツグミやクワの実が食べ頃になるのもこの頃。

この時期おすすめの体験・地域のイベント

ネマガリタケ狩り(上旬から中旬)
渓流釣り(常時)

山菜狩り(上旬)
夏の果実狩り(中旬から下旬)

7月

せっかく植え付けた農作物が雑草に負けてしまわないように、最も頻度高く草刈りに汗を流す時期。雪国でもさすがに夏の日差しは辛く、朝夕が貴重な農作業時間。夏でも高山から雪解け水が小川や農業用水路に注ぎ込み、ここではホタルの成長も少し遅めで7月中旬頃に乱舞のピークを迎え、空を縦断する天の川とともに幻想的な風景に出会うことができます。下旬頃からは待ちに待った夏野菜の収穫時期を迎えます。
 

この時期おすすめの体験・地域のイベント

ホタル鑑賞(中旬から8月上旬)

渓流釣り(常時)

自然体験(キャンプ・カヌーなど)(常時)

夏野菜収穫(下旬から8月中旬)

夏山登山(常時)

8月

お日様からエネルギーをたくさんもらって畑の野菜もぐんぐん成長する前半と、お盆が過ぎると早くも秋の気配が漂い始め、夏と秋の間の時期。都会の暑さから逃れるように、また豊かな自然を求めて家族連れや、高山植物咲き乱れる夏山を目指して多くの登山者で賑わいます。下旬から9月中旬にかけて、秋の豊作を祈って村の各地で入れ替わりでお祭りが行われ地域が賑わい、短い夏が終わりを告げます。

この時期おすすめの体験・地域のイベント

夏野菜収穫(上旬から中旬)
お祭り(下旬から9月中旬)

自然体験(キャンプ・カヌーなど)(常時)

夏山登山(常時)

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autumn

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9月

残暑を感じつつも、実りの秋に向けて収穫準備や農作業に追われる時期。畑では夏中お世話になったきゅうりやトマトなどの夏野菜から、秋の気候に適応した野沢菜や大根など保存性の高い秋野菜に入れ替わり、稲穂が黄金色に色づいた田んぼでは9月中旬から稲刈りシーズンを迎え、家族総出の収穫作業が行われます。気温が下がるにつれ山のきのこの発生量も増し、中でもこのあたりできのこの王様と呼ばれる「マイタケ」探しに山男たちが夢中になるのもこの頃です。

この時期おすすめの体験・地域のイベント

稲刈り(中旬から10月上旬)
お祭り(上旬から中旬)

きのこ狩り(下旬から11月上旬)
自然体験(キャンプ・カヌーなど)(常時)

10月

待ちに待った実りの時期。野山ではヤマブドウ、サルナシ、アケビ、クリ、クルミなど様々な果実が食べごろを迎え、野生動物たちが競うように食べ歩き、厳しい冬を乗り越えるために脂肪を蓄えます。天然きのこも最も豊富に発生する時期で、中でも気温が下がるにつれて肉厚になる天然ナメコは絶品。地元民から最も愛されるきのこです。高山では上旬から中旬、里では下旬に紅葉のピークを迎え、秋山登山で山々が多くの登山者で賑わいます。

この時期おすすめの体験・地域のイベント

きのこ狩り(上旬から11月上旬)

秋山登山(常時)

秋の果実狩り(上旬から中旬)

自然体験(キャンプ・カヌーなど)(常時)

11月

木々の葉がすっかり枯れ落ちどこか哀愁漂う時期。そんな雰囲気に浸る時間もそこそこに、建物の雪囲いをしたり、野沢菜漬けや干し柿、大根干しなど保存食を作ったり、雪が積もる前に冬越しの準備に追われます。また、落葉後は樹木の保水量が著しく減少するため、木を伐採し、来年以降のための薪作りや、原木きのこの駒打ちにも適した頃です。今年収穫したばかりのそば粉が出回る時期でもあり、村を上げた新そば祭りが開催され地域が賑わいます。

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この時期おすすめの体験・地域のイベント

保存食作り(上旬から中旬)
薪作り(上旬から中旬)
きのこの駒打ち(上旬から中旬)

そば打ち(常時)
新そば祭り(上旬)

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winter

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12月

雪が降ったり消えたりを繰り返すうちに根雪となり、雪と共にある暮らしが始まる時期。大人たちは除雪作業が、子どもたちは雪と戯れることが日課となります。ある程度の積雪になると白馬エリアにたくさんあるスキー場が続々とオープンし、のどかな田舎から観光地としての顔に切り替わり、夏や秋以上に多くの観光客で賑わいます。年の瀬が近づくと藁で正月飾りを作ったり、餅つきをしたり、年越しの準備が行われ新年へと向かっていきます。

この時期おすすめの体験・地域のイベント

餅つき(中旬から下旬)
正月飾り作り(中旬から下旬)

餅雪遊び(中旬から3月中旬頃)
スキー(中旬から3月下旬頃)

1月〜2月

大寒頃を中心に最も寒さ厳しく、降雪量も多くなる時期。多い日には一晩で50cm以上の積雪になることもあり、都度除雪作業に追われ運動不足という言葉には無縁です。深々と降り注ぐ雪を眺めながら、家の中で秋に収穫した大豆や小豆を鞘だししたり、藁細工や機織りをしたり、手仕事がはかどる頃でもあります。野山にも雪がたっぷり積もるこの頃は、猟師たちにとって狩りのベストシーズン。雪は動物たちの活動した痕跡を写し、追跡する音を吸収し、動きを鈍らせてくれます。猟師たちはかんじきを履いて体を沈みにくくし、自然に溶け込むように痕跡を辿り、獲物に忍び寄り仕留めるのです。
雪の中で寒さに耐えることで甘みを増したキャベツなどの雪中野菜、保存しておいた山菜やきのこ、夏野菜や野沢菜などの漬物、イノシシやヤマドリなどのジビエ。ほぼ全ての季節の食材が集まるこの季節は、実はとても食卓が豊かで贅沢です。

 

この時期おすすめの体験・地域のイベント

雪遊び(常時)
スキー(常時)
雪中野菜収穫(1月上旬から2月中旬頃)

塞の神(どんど焼き)(1月上旬)
狩猟体験(1月中旬から2月下旬)

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